会社概要

「人には見え（にくい）ない（分かりにくい）悩みや、人とは違う自分を抱えている人たちの困りごとを減らし、それぞれが安心して活きる場所を創りたい」

これが今の事業を始めた原点です。

私には現在ではおそらく発達障害と診断を受けたであろう身内や、実際に発達障害と診断された身内がおり、その人達がなぜ人の嫌がる行動をとるのか、なぜ何度言っても分からないのかが理解できませんでした。
そしてその子育てに悩み苦しむ親御さん、特にその母親の姿を見てい（き）ました。
また私自身は物心ついた時から、なんで自分は他の人とは違うのかという境遇に、何十年も悩みもがきながらも、両親、家族、そして様々な素晴らしい方との出会いのおかげでなんとか生きて来られました。

そうしたなか、2014年、何かの記事で初めて知った「発達障害児」という文字が目に止まり、それ以来なぜかその言葉が脳裏から離れずそのことを調べれば調べるほど、昔の記憶が蘇って来ました。
そうだったのか、あの時のあの子の行動はこういうことだったのか。そしてこの目には見えない個性（凸凹）のために、その親御さんは子育てに悩み、周りからは躾ができていないと思われ苦しんでいたのかと分かりました。
また同時に現在では今までは潜在化されていたものが、診断基準の変更や、2005年に施行された「発達障害者支援法」により、広く知られるようになり、
発達障害と診断される子どもや大人が年々増加していることが分かりました。

そして昔はそんなことを分からずに何もできなかった自分が、いま現在、発達障害という個性に、悩み、苦しみ、生きづらさ、育てづらさ、関わりづらさを抱えている人達のために、何かができないかと、いや、この何が自分にできるのかと自問自答を繰り返して出た答えが、47歳にして全く未知の世界である障がい児福祉業界に飛び込みました。

代表取締役　金光孝男