日経新聞「私の履歴書」にて、村木厚子さんは逮捕後に送られた大阪拘置所での生活について振り返っています。
拘置所では名前ではなく「13番」と呼ばれ、畳2畳ほどの独房で生活することになります。家族とも会えず、厳しい規律の中で自由のない日々が続きました。そんな状況の中で、自分を支えたものの一つが「好奇心」だったといいます。拘置所の生活や食事、日々の出来事を細かくノートに記録し、小さな発見を見つけていったそうです。
チョコレートを注文するとロッテのガーナが届き、下着はユニクロだった。そのとき思わず「ユニクロの営業力はすごいな」と感じたといいます。
自由を奪われた状況の中でも、物事を観察し、発見する。その好奇心が、自分自身を支える力になっていたのかもしれません。福祉の現場でも、人が前に進む力は特別なものだけではありません。
日々の小さな発見や喜びが、その人を支えることがあります。
タガイトとしても、一人ひとりの歩みを支える中で、そうした小さな発見や前向きな変化を大切にしていきたいと思います。
それは、一本の覚悟を面で支える支援にもつながっていくのだと思います。
※本シリーズは、日経新聞「私の履歴書」から学びを共有し、タガイトの支援観を深めるための記録です。