その一歩が未来を変える
このシリーズは、
日経新聞「私の履歴書」から
福祉経営者として心に残った一節を紹介し、
タガイトの支援観と重ねながら
学びを整理していく連載です。
2010年9月10日。
大阪地裁で村木さんは無罪判決を受けました。
しかし
その物語はそこで終わりませんでした。
11日後。
新聞に大きなスクープ記事が掲載されます。
主任検事が押収資料を改ざんしていた。
問題となったのは
例のフロッピーディスク(FD)でした。
証明書の作成日時が
検察のストーリーに合うように
書き換えられていたのです。
その更新日時は
村木さんが起訴された後の
2009年7月13日。
主任検事は
その日のうちに逮捕されました。
この事件の中で
村木さんは「裁判に勝つ6つの法則」という話を聞きます。
裁判官
弁護士
検事の力量
そして
「玉(被告人)がいい」
「筋がいい」
さらに
運がいい
本当は無罪でも
運が味方しなければ
無罪は勝ち取れない。
そう思うと
ぞっとしたと言います。
しかし今回の裁判では
いくつもの「運」が重なりました。
FDの矛盾。
議員の手帳の記録。
証言。
小さな事実が
積み重なって
真実を明らかにしていきました。
この話を読んでいて思いました。
真実は
声の大きさではなく
事実によって守られる。
そして
その事実を残すのは
日々の記録なのだと思います。
今日のひとこと
事実は、
静かに真実を守る。